今日は天候に恵まれた中で第55回卒業証書授与式を行うことができました。
新型コロナウィルス禍のため卒業生168名の卒業を全校生徒で同時にお祝いをすることはできず、
保護者の参加も各家庭1名に限定した中で保護者のみなさんには不便をかけましたでしたが、盛大に式を行いました。
 校長の祝辞では、卒業生が3年間、このコロナ禍の制限下にもかかわらず、バイタリティ溢れ、学校行事等を通し後輩たちに素晴らしい力を「襷」というバトンで受けついてくれ、また、仲間同士でも「絆」も深めてきた卒業生のエピソードを述べられ、コロナ禍を潜り抜けてきた中で、このコロナ禍の制限についても考え方を変えれば、変革するチャンスを得たとも考えられ、臨機応変に生き抜く力をさらにつけて活躍できる人財になってもらいたいとはなむけの言葉を述べられました。
 在校生代表から卒業生を送る言葉(送辞)では、自分たちが入学してどのようにしたらいいのか不安の中、何事にも一生懸命に取り組んでいる先輩の姿がとても大きな存在となって、あらゆる面で模範であった、頼りがいのある先輩に感謝の弁を述べました。
 卒業生代表からの言葉(答辞)では、振り返ればこの3年間があっという間に過ぎ去っていった期間だったが、振り返れば、1年生の時にいろんなことに必死についていって頑張ってきた学校生活が2月になり、緊急事態宣言を受け、休校になってしまい、そこからは当たり前なことがあたりまえにできなくなってしまう日々で、クラスメイトにも会えず、焦燥感を抱いてしまったエピソードから、たわいのない日々がとてもありがたかったと話され、3年生になり行事を終えるごとに絆が深まってきて、受験に向けても一人の戦いではなく、みんなで乗り越える意識で戦い、乗り越えることができたとも話されました。後輩には悩んだり壁にぶち当たったときには、夢を持ち続けることとモーツアルトの言葉を引用しながらアドバイスもいただきました。最後には、自分たちにかかわってきた先生、仲間、そして、家族に感謝の言葉を述べられました。
 どの生徒も立派に胸を張ってこの学び舎を巣立っていきました。本当に卒業おめでとう!君たちは二中の誇りです。